商品説明
海上釣堀アルティメイトスペック 攻めさぐりB
繊細に真鯛や青物を掛けに行くミャク釣り、ズボ釣り専用並継ベイトモデル。小口径のガイドを蜜にしたスパイラルガイドセッティングで細いPEラインを使っても穂先部でのライン絡みを防げるため、今まで以上の高感度を実現します。
標準全長:3.3m
適合オモリ:0-6号
適合ハリス:2-6号
継数:3本
仕舞寸法:115.5cm
標準自重:196g
使用材料:カーボンファイバー98.1%
グラスファイバー1.9%
先径:0.8mm
※上記の竿はエポキシ樹脂を使用しています。
※ラインのカラミ、ケースなどの収納時、移動などの取り扱いには十分ご注意ください。
海上釣堀 ULTIMATE SPEC (かいじょうつりぼり アルティメイトスペック)
いまや最先端の海上釣堀シーンにおいて欠かせない存在となっている海上釣堀アルティメイトスペックシリーズ。そのアルティメイトに新たに3機種が追加された。そのうち攻めさぐりB330と誘い万能S330の2機種に関しては、これまでのような振り出し仕様ではなく並み継ぎ仕様となっていて、すべてが新しい。すでに十分な戦闘力を誇っていたシリーズに、なぜ、3機種もの追加機種がラインナップされたのか。そして、どんな攻略のために生まれたのか。その素性に迫ることにしよう。
海上釣堀 アルティメイトスペック 攻めさぐりB330
『ピクリ』の『ピ』ほどの小さな穂先の揺れを捕えて、アワセを入れる林。ガイドに通っているラインは不透明でカラフルだ。
「PEラインの優位性は海上釣掘においても明らかです」
見るからに細い竿が美しくも力強い弧を描く。ほどなくしてあがってきたのは、アベレージサイズのマダイであった。果たしてこの1枚は、これまでのフロロラインを用いたシステムで捕らえることができたのだろうか?
「海上釣り堀は水深があるので、フロロカーボンからPEラインに変えるとアタリ自体が明確で大きく出るようになるのと、いままで捕えきれなかったアタリまで出せるようになります。ただ、それに適した竿がなかったんですよ」
PEラインは細くて強靭だが、細さとしなやかさがアダとなり、繊細な海上釣り堀竿の穂先との相性が悪かった。
「穂先への糸絡みを解消するため、徹底的にテストした結果ガイド数を増やし、スパイラルガイドセッティングでラインを下方向に逃がしてやるとトラブルを少なくすることができました」
攻めるタナをしっかり把握するためにミャク釣りでは、カウンター付きのベイトリールの使用が適している。
スパイラルガイドセッティングは、ガイドの角度をバット側から徐々にずらしていって、やがて下向きからラインを放出するシステム。
がまかつでは船のエサ釣りロッドやルアーロッドでよく用いられる手法である。これを海上釣堀アルティメイトスペックに搭載したところ、相性がよくライントラブルが激減した。
「その結果、振出しではなく3本継の並継仕様となりました」
これまで海上釣り堀の竿は振出し式の竿ばかりであったが、海上釣堀アルティメイトスペック攻めさぐりB330と海上釣堀アルティメイトスペック誘い万能S330の2本は並継仕様。
「並み継だと細く肉厚に作れるというメリットがあり、曲がりの美しい竿に仕上がります。また、ガイドがあらかじめ固定されているので、スパイラル状にガイドをあわせる手間も、ファイト中にズレてしまう心配もありません」
撮影日は雨という悪条件下。本来であればラインはブランクに張り付き、あるいは、穂先に絡みつきやすい。だが、林は無造作に振り込んでいるにも関わらず、穂先に絡みついていた糸が自然にほどけて落ちていく。重い仕掛けのときはもちろん、アタリが止まった先で用いるオモリをつけないノーシンカー釣法でも、穂先にラインが絡むことはなかった。
「正直、PEラインの高い戦闘能力を体感してしまうと、元に戻れないですよね。それくらいメリットが多く、『攻めさぐりB330』が僕にとって、もっとも出番の多い竿になっていくかもしれませんね」