鮎掛け棒などの道具を駆使しての鮎掛けは、暑い日に冷たい川に潜って思い存分川を楽しむことができる水遊びの王道です。
タグリ棒1本物
全長:115cm
継数:1本継
※仕掛けは別売です
鮎掛け
夏の清流の主役と言えばヤハリ鮎ではないでしょうか。川で友釣、引っ掛け、また滋賀県では小鮎釣りが盛んです。
でも、もう一つの楽しみ方、素潜りでタグリ棒・鮎掛け棒などの道具を駆使しての鮎掛けは、暑い日に冷たい川に潜って思い存分川を楽しむことができる水遊びの王道です。
必要な道具と仕掛けは、鮎掛け棒・タグリ棒と呼ばれる物で現在はステンレスなどで出来ています。その先から糸がでており、その糸には3本から4本針のついたイカリ型の針が付いています。
この針を鮎掛け針またはタグリ針といい、これで鮎を引っ掛けると、その30cmほどの糸が伸び逃げる鮎をいなすという仕組みです。
川の上流に上がると鮎は川底の石についたコケを主食とします。この石についた鮎は非常に縄張り意識が強くのその石の周りをほぼ一定のコースで巡回します。因みにこの縄張り意識を利用したのが日本独特の釣り鮎の友釣です。
タグリ棒で鮎を捉える場合はこの巡回コースを見極めココと思った場所で待ち伏せし引っ掛けるのです。
ただし、失敗するとしばらくは現れないようになります。どこかに隠れているか逃げています。ですが時間が経てば帰ってきますので、その間別の鮎を採ることにして、しばらく経ってから見てみるといいでしょう。
さて、その鮎掛けに慣れてきたら今度は針を鮎のどの部分に掛けるかに注意するようにしましょう。
鮎は針が掛かると逃れるために激しく暴れます、鮎の皮と身は柔らかくお腹に掛かるとキズが広がり死んでしまいます。勿論味も落ちます。
そこで、引っ掛ける場所を背に掛けるようにします。すると背の方が身がしっかりとしているのでキズが広がりにくく魚も活きている確率が上がります。また味もいい。
何度か掛けたら大物にこだわるだけでなく掛ける場所にもこだわりレベルを上げるようにしましょう。
鮎タグリ棒・鮎掛けで必要な道具
・水中眼鏡か箱めがね
これは必需品これがなければ話になりません。
・シュノーケル
無くても出来ますが有った方が有利。でもシュノーケルの呼吸音は鮎が嫌うとの意見もあります。
・軍手
川の上流の石は結構鋭い物もあり危険です。またスベリ止めにもなります。
・履物
裸足でもいいですが、サンダルやフェルト底の鮎タビあるいは、本格的にやるなら鮎タイツなど
・ビク、鮎缶
取れた鮎を入れておくために
・クーラー
やはり楽しく水遊び気分で、ジュースや食べ物を入れてまた帰りには取れた鮎を入れて
・暖かい飲み物
実は鮎の居る場所の水は結句温度が低く体が冷えます。
特に外気温との差が激しく却って寒く感じます。暖かいものを用意しておくと便利です。
ただし、お酒は厳禁です。前述の通り温度差が激しい中でお酒を飲むと心臓への負担はかなりの物です。
注1:河川によってタグリ棒、鮎掛けなどを使っての解禁日が異なります。友釣の解禁がタグリ棒、鮎掛けの解禁とはなりません。事前に地元の漁協などに確認を入れておくようにしましょう。
注2:各河川には遊魚料金を支払う必要があります。